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愛しい人よ  もう一度・・  ~あなたへの手紙~

愛しい人よ・・・   


  


どうしてかな     今日は あなたの事を何度も     ・・・思い出すの





懐かしいなぁ      あの頃  


  



あなたが天国へ旅立って  もうどれぐらい経つのだろう・・・






~ 時は 小学校時代の私へと遡る ~ 






あなたは滅多に笑わない人だ    

     




あなたは とっても無口な人だ






何か話してくれたかと思えば    私の事を注意してばかりの人だ    







私はあなたの事が   苦手だった・・



   




今日は   「敬老の日」     






あなたの事は苦手だけれど・・   (プレゼントぐらい渡そうかな・・)



  


プレゼントって言ったって  私はまだ小学生    お金など あまり持ってない






貯金箱の中身を 全部出して数えてみる!  

  
 



5円玉や10円玉まで全部合わせても・・・  


    



( はぁ~(溜め息)   1500円ぐらいしかない     これで何を買おうかな?)







小学生の頃 いつも学校の途中にある文房具屋さんに寄り道していた

    





そこには 文房具以外のものだって少しなら置いてある    







あ! 目に留まったものがあった







敬老の日だからだろう   

   おじいさんがロッキングチェアに座ってゆらゆら揺れる貯金箱を発見!   値段は?






これなら足りる!    確か持って行ったお金で  おつりが来た






ちゃんとラッピングをしてもらい  急いで家に帰る   喜んでくれるかな?  ドキドキする






(あ! いた!)   プレゼントを抱えて あなたに向って走っていき  後ろから声をかける






「ねえ!」   その声に あなたは無言で振り返った  



   



「これ   敬老の日だから・・ はい」  







渡すと    あなたは 無言でそれを持って行った・・・







(何よ! せっかくあげたのに! ありがとうぐらい言ってくれてもいいじゃん  フンだ!)







私には  喜んでいるようには見えなかった   幼心に 何だかとっても悲しかった・・・








~ 数週間後 ~ 


  



2階に住んでいるあなたが出かけているのを確認して  部屋へこっそり入る







あ! 私があげた貯金箱発見~ッ!    手で持ち上げてみると 








(あ・・入ってる! 一応 使ってくれてるんだ ふ~ん)







私はまだ幼かった  あなたの事が怖くて苦手だし あまり好きじゃなかった

  





イタズラ心が芽生える  







(お菓子買うお金 もらっちゃおうっと) 







貯金箱から1枚だけ取り出す!   







(ふふッ  ラッキー!  また来ようっと!)


  




ノートや鉛筆、消しゴムを集めるのが大好きだった私は   お小遣いのほとんどを文房具に使っていた








お金が無くなった時は   あなたが居ない時に 貯金箱から1、2枚こっそり取り出して使っていた


  




「自分のした事は 良い事も悪い事も全部自分に返って来る」 そう教えられたけど

  





小学生の私には  まだ あまり興味の無い話だった・・







その数週間後   あなたが  珍しく私に声をかけてきた!  


  





「ちょっと来い!」    







(きゃ~ッ!  何なの??  顔が怖いし(いつもだけど) ・・何か怒ってるのかな? 

   あ!!! もしかして~ッ  お金取ったのバレたんじゃ!? あ~ 絶対そうだよ・・・)







半べそ状態で  あなたの後ろを着いて行く 







(絶対 怒られるよ~  あ~ 何て言おう・・・グスッ)







2階の部屋の入り口で待たされる  







(も~ 何なの一体!? 怖いよ~ッ・・)


  




あなたが  何やら持って戻ってきた   








「ほら これ」








私があげた貯金箱!! 








(やっぱりバレてたんだ・・・)  







謝ろうとすると  あなたは言った







「 ほら  これ持っていきなさい 」   







(???  え?? 何 言ってんの??  持って行けって何で?) 







訳が分からず  とりあえず受け取る







あなたは 渡し終えたら  他には何も言わず すぐに部屋に戻ってしまった







(うわッ・・ 何か重い・・)   







私はそれを持って  自分の部屋へと降りていく








部屋の真ん中で   貯金箱の蓋を開け    全部出してみた








!!!!!!!!!!!!!! 








(何なのこれは!!!!)







貯金箱から出てきた小銭は   全部100円玉だった







結構大きな貯金箱   小学生の私に  これは大金 







入りきれないほど満タン   100円玉がいっぱいに入れてあった







目の前に散らばったその小銭を見て   呆然とする私   




  


気づくと涙が1粒落ちて    







・・また落ちて   








どんどん溢れ出してきた

  





どうして涙が溢れてくるのか   その時すぐには分からなかったけど   







私は 小銭を見つめて わんわん泣いた







うれし涙だったのか・・・     悔し涙だったのか・・・







どっちかな    きっと どっちもだ   







あなたは  私から貯金箱をもらった時から 

      きっと 溜まったら私に渡すつもりで お金を毎日入れていたのだろう


  




・・・そうとは知らず  そのお金をいつもこっそり取っていたなんて!  







笑っちゃう   何てバカなんだ私・・・







あなたの無言の優しさに触れ   嬉しさと・・  情けなさで胸がいっぱいになった







ずっと怖い人だと思ってた    私の事が嫌いなのかと思ってた    







ごめんね    








あなたのそんな優しさに    気づいてあげられなくて     







・・ごめんなさい








あなたに       会いたくなりました   




  


そんな不器用なあなたに   もう一度      会ってみたい・・







あなたの声が     聞きたくなりました







ほどんと喋る事の無かった  あなたの声を   もう一度      聞いてみたい・・







今ならきっと   色んな事   話せるのに







今ならもっと   素直になれるのに・・・








愛しい人よ







私はいつだって    あなたと共にいます







あなたを忘れたことなど   ありません







きっと       これからもずっと・・    








変わることなく








あなたは    私の愛しい人








ありがとう








ありがとう・・





















  



 


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[ 2010/11/29 ] 未分類 | TB(0) | CM(-)

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